防鳥ネットを設置する工法として、施工箇所にプレートをボンドで接着し直接 防鳥ネットを取付ける工法もありますが、プレートやボンドの経年劣化により 外れる事も考えられます。弊社では、防鳥ネットの設置標準仕様として、ステンレス製ワイヤー ステンレス製Cリングを使用し、良好な効果を長く継続する施工 を行っております。
建物庇軒裏(屋根裏)に設置する防鳥ネットは、品質に優れた国内生産品を 使用し、外部の雨・風・紫外線などにさらされる箇所においても10年以上良 好な状態を保ちます。主にポリエチレン単線ネット(色:ブラック)が主流と なり設置しても目立つ事なく、交差に結び目の有る有結節になるため、ほつ れません。
設置方法として、防鳥ネット施工範囲の形状に合わせて、額縁状に腐食しにくいステンレス製ワイヤーを取付けます。
また、額縁ワイヤーの支持金物は、可能な限りステンレス製を使用し、アンカー留め・クランプ留め・ビス留めを基本とし、下地の状況に合わせて取付けます。
額縁状にステンレス製ワイヤーを取付ける事により、ワイヤーに対し均一にテンションが防鳥ネットにかかり、負荷を分散させる事で壁面との隙間をなくし、
小鳥などの侵入も防ぎます。
これにより細やかなネットの張りの微調整が可能となり、将来的にネットが外れたりする事を防ぎます。
取付けた額縁ステンレス製ワイヤーに、防鳥ネットをステンレス製Cリングでかしめ結束します。
オオツカ工法、オリジナルのステンレス製Cリングでの結束は、経年劣化が進む樹脂製の防鳥ネット結束プレートと比べ、
腐食しにくいステンレス製のため長い 期間外れる事なく、防鳥ネットを結束する事が可能となり、
美観も良く設置 する事ができます。
その他、樋や電気BOX・配管などへの停滞・営巣には、被害状況に応じて防鳥剣山・防鳥ワイヤーなどを設置し、 最適な防鳥対策を行い建物全体を守ります。
工場の周囲や、仮置きしている製品が糞で汚されるなど、清掃業務が増えたので対策をしたいとのご相談でした。
調査したところ、工場大庇上部に設置してあるキュービクルと大庇折半屋根との隙間に長い期間、鳩の営巣がみられました。
それにより工場周囲に鳩が増え続け、糞の被害も増えておりました。
防鳥対策として清掃・洗浄後、防鳥ネットを設置し営巣を防いだ事で、この箇所で鳩が増える事はなくなり、
屋根に堆積する糞や樋の詰まりも改善し、これで防鳥対策工事は完了となりました。
工場の大庇上部に設置してあるキュービクル周囲に鳩の営巣がありました。糞の堆積から見て、長い期間営巣を繰り返し、鳩の個体数が増えていったと考えられます
堆積した糞の清掃を行いました
清掃 施工中 屋根や軒樋に堆積した糞は、雨水の流れを堰き止め、乾燥を遅らせ錆の発生など経年劣化を進めます。また衛生的ではありません
清掃 施工中
堆積した糞の清掃完了
清掃後、高圧洗浄を行いました
洗浄完了
洗浄完了
トリカットネット20設置 施工中
トリカットネット20設置 施工中
トリカットネット20設置 施工完了