鳥害には、農産物への食害や糞害・鳴き声・悪臭・羽毛散害などがありますが、近年それぞれに増加の一途にあり深刻な問題となっています。
その範囲も、都市部のビル・マンションから駅舎・病院さらに工場・倉庫
・屋外看板類などの建造物をはじめ、農村部での果実や野菜に至るまで、
地域に関係なく広範囲に及んでいます。
人々の生活様式の変化により、昔に比べて様々な場所で数多くの鳥の被害が発生 しております。主な対策方法としては防鳥ネット・防鳥剣山・防鳥ワイヤーなどを適切に設置し、鳥を傷つける事なく改善につなげる鳥害対策となります。
平和の象徴としてとても身近な存在であり、北海道を含め日本全国に生息しています。工業地面積が 増えると出現率が上がり、森林面積が増えると減少する鳥であり、近年は都市部を中心に生息数が増 え続けています。 都市部の鳥害は鳩によるものが多いですが、殺傷したり卵を除去するといった行為は「動物愛護法」お よび「改正鳥獣保護法」によって原則として禁止されており、違法となるために対策が難しいのが現状 です。 元々繁殖能力が非常に高いことに加え、都市部の鳩は人間による餌やりで栄養状態がよく、年に何度 も繁殖をします。
鳩による被害の90%は糞尿によるものです。糞による景観の悪化もそうですが、鳩の糞尿には金属の 腐食を促進させる成分が含まれており、建築物の価値を低下させます。巣を作られ被害を発見したら早急に対策 を行うことは勿論ですが、被害が起きる前に対策を行っておくことが大切です。
先に述べたように、殺傷したり卵を除去するといった行為は「動物愛護法」および「改正鳥獣保護法」によって原則として禁止されております。
対策方法は、防鳥ネット設置・防鳥ワイヤー設置・防鳥剣山設置などを状況に応じ適切な設置を行い、物理的に遮 断する事が最も効果的です。
日常生活において家庭ゴミを荒らすカラスの被害が多く見られます。 これは自然界の中で得る餌に比べて人間の廃棄する家庭ゴミなどの餌となる物を得る事が安易に なった為と考えられております。
人間にとっての廃棄物はカラスにとって最高な食糧となるのです。また、最近では送電塔や電信柱に針金ハンガーを使って営巣し、それが原因で電気がショートすると いった問題も発生している他、糞害なども多く見られるようになってきました。
家庭ゴミを荒らすカラスなどは防鳥ネットが効果的です。 但し防鳥ネットの設置の仕方やネットのやぶれなどが見られる場合には被害が出てしまうケースがあります。 その他、前日の晩からゴミを出さない様に心がける事も大切になります。 カラスが庇、屋根などに止まる糞害ではカラス対応の剣山を設置する事が効果的な対策になります。
人家の屋根や壁、倉庫や工場の折半屋根、鉄骨などの隙間につがいで隣接し、営巣する事もあります。 それにより糞害の被害が多く見られます。
スズメ(すずめ)の営巣しやすい隙間に防鳥ネットを設置する事が効果的な対策となります。 但し、スズメ(すずめ)は 30mm各目の防鳥ネットでは網目を潜り抜けてしまうので、15mmから 20mm各目の防鳥ネットを使用する事が適切な対策になります。
繁殖期にはつがいで生活し、本来の営巣場所は樹洞ですが、人家の屋根、壁の隙間や戸袋などを利用する事があります。 その為、人家の隙間に巣を作られ、糞害などや育ちきれなかったヒナの亡骸、そしてダニなどの発生が起こる事があります。 その他、建物内に営巣した場合、在宅中にはムクドリの鳴き声など音の被害がみられます。
椋鳥(ムクドリ)の営巣しやすい隙間に、防鳥ネットを設置する事が効果的な対策となります。
椋鳥(ムクドリ)は30mm角目の防鳥ネットを潜り抜ける事はないのですが、頭を入れて抜けなくなる事がある為、20mm各目の防鳥ネットを
使用し事が適切な対策になります。
我が国のこれまでの鳥害対策は、案山子(かかし)や目玉風船を使った視覚的な対策、爆発音や
鳴音器による聴覚的な対策、忌避剤を使った臭覚的な対策など、数多くの方法が用いられてまいりました。
しかしこれらの対策に共通するのは鳥の五感への刺激や恐怖を与えるものであり、それぞれに一長一短があり、鳥が学習して慣れてしまえば効果は薄くなり、絶対的対策でありません。
そしてこれらは鳥害が起きてしまった後の鳥害対策になっておりました。
弊社では豊富な種類の防鳥ネット、防鳥ワイヤー、防鳥剣山などの対策資材を使用し、鳥にストレスを与えたり傷つける事のない質の高い鳥害対策を行っております。
そしてこれからは、鳥害が起きてからではなく、被害の起こりやすい所を未然に予防、対策することがこれからの鳥害対策なのかもしれません。 旅行へ出かけた時、自然の中で羽ばたく鳥や鳴き声など、とても癒される時もあります。
しかしながら、日常生活や仕事の中では、どうしても鳥害という問題は取り除けない事もあります。
私共は、自然界の鳥とうまく共存していていけるよう環境作りを行っております。